このプロジェクトが本格的に始動して、週に1回の定例会議が行われるようになった。メンバーは、メックecoライフ社長平生、唐澤、建築家飯田善彦と担当の二瓶、三菱地所の明嵐、その他必要に応じて設備の担当者など10名近くが参加するミーティングだ。その中で、現在のプラン決定にいたるまでターニングポイントとなる打ち合わせがあった。その1つが2年前の9月17日の設計会議。「環境に配慮した住宅」という大きなテーマのもと、建築家飯田と二瓶は3つの案を提案した。



3種の模型が並べられ、机を囲うメンバー。一つひとつの案に対して、二瓶が丁寧に説明を加えていく。プロジェクトメンバーの平生は、このミーティングに30分ほど遅れて参加した。ミーティングルームに入って、模型を一瞥する平生。二瓶が改めて3案の概要を説明する。その間、平生の視線は一つの模型に集中していた。
その後、メンバー間でのフリーディスカッションがあったが、全てのメンバーの意見が一致した。環境配慮への可能性、デザインの斬新さ等により、満場一致で「C案」をベースとすることになったのである。