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MITSUBISHI ESTATE RESIDENCE CO.,LTD.
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ザ・パークハウス グラン
三番町26

The Parkhouse Gran Sanbancho26

「この住まいを選んで良かった。」
そう思っていただくために。

#新築分譲マンション #ザ・パークハウス グラン #グランシリーズ #番町エリア #商品設計 #品質管理 #開発 #販売

プロジェクト概要

三番町の四方が道路に開かれた開放的な立地に位置する、最高水準のグレードを目指したフラッグシップ物件

三菱地所グループが長く住まいづくりに取り組んできた「千代田区・番町エリア」の入り口に位置し、四方接道の独立街区ともいえる立地が特徴的な「ザ・パークハウス グラン 三番町26」。皇居をはじめとする豊かな自然に寄り添うこの立地だからこそ、当社分譲マンションの中でも最高水準を目指す「ザ・パークハウス グラン」シリーズとして開発。細部に様々な配慮を施し、「心地の良い空間」を考え抜いた物件。

プロジェクトメンバー

建築マネジメント部

小林 千雅

販売二部

大塚 一生

第一開発部

鈴木 真弥

Discussion

ディスカッション

Discussion.01グランシリーズにおけるモノづくりと本プロジェクトのこだわり

小林

建築マネジメント担当者として「物件の最大の魅力を何と位置付けるか」、さらにそれを「どうやって実際の建物に落とし込んでいくか」を常に考えていました。今回は「ザ・パークハウス グラン」シリーズとして最高水準のグレードを目指していたこともあり、「お客様の一生ものとして、価値を感じながら住み続けていただくためにはどうしたらいいのか」「ここに住んでいてよかった、と思えるモノは何か」を徹底的に追求していきました。例えば、外観であれば、見た目のカッコよさはもちろん、それに加えて「番町エリア」ならではの気品や重厚感があることもポイントとして捉えていました。

私も開発担当者として他部門と連携しながら、「この土地だからこそつくれる物件は何か」を追求していきました。
今回は、四方が道路に開かれた高台に位置するプロジェクトですので、視認性の高い立地です。外観デザインには特にこだわり、柱部分には特徴的なデザインを採用しました。これは古代ギリシアの建築にも特徴のある「エンタシス」を表現しています。建物全体のデザインにおいて、全く新しいデザインを一からつくりあげるのではなく、昔から評価されているデザインを集めて昇華させることで、より良いモノづくりを目指しました。

また、視認性の高い立地であることはメリットであるとともに、周りから見えやすいことでセキュリティやプライバシーの面がデメリットとして挙げられていました。ですので、四方に豊かな植栽を設け、物件を囲うように計画し、加えて通常であれば柱の上にある梁を柱の下に設置する「逆梁設計」を採用しました。そうすることで、道路と建物の離隔をしっかりと確保できますし、開放感はあるものの周りからの視線は気になりにくい設計が実現できています。

鈴木

小林

「逆梁設計」の話でいうと、今回は「総合設計制度」という制度を使って設計・施工を行ったので、通常の物件計画よりも、バルコニー手摺を高くしなければならない制約がありました。順梁ではなく逆梁とすることで、天井面をすっきりした計画とし、開放感とゆとりもある「心地の良い空間」を作るために様々な工夫をしています。
例えば、多角型の建物の形状にすることで窓面を大きく取ったり、各階の天井高も通常より高くしたり。様々な工夫をすることで、住戸内のリビングや各居室に解放感をもたらすことができましたし、住まわれる方の目線でも「心地の良い住空間」を生み出せたと思っています。

また、「住んでいて心地良い」。これが住まいを企画・設計する上で必ず考えなければならない肝だと思っております。だからこそ、共用部分も細部まで気を配りました。
例えば本プロジェクトは、住戸プランによっては、住まわれる方がご自分の住戸に入るまでに、エントランスやガーデンラウンジなどの共用部分を通る必要があるんですね。「マンションのエントランスを入って、すぐ自宅」ではなく、自宅までの空間のゆとりがとても大事で、それこそが「生活の質」を上げていくと思っています。ですので、今回は、ガーデンラウンジは180度パノラマで外からの太陽の光をしっかりと取り込み、水景や緑を見ながら通れるような配置にして、プライベートゾーンへの切り替えをできるよう設計しました。

また、ガーデンラウンジを通過した先にある、各住戸前の共用廊下には、太陽の光と連動して調光・調色を自動で行ってくれる照明システムの導入を行いました。そうすることで、住まわれる方がご自身の住戸に入るまで心地よい光を感じられる、そんな「心地のいい空間づくり」を実現しました。

建物の作りこみに加え、今回は植栽計画にもかなり力を入れています。福島の「三春の滝桜」の子孫木をシンボルツリーとして採用しているのですが、この品種は東京で多く見かける「ソメイヨシノ」よりも少し早く咲くので、この桜が、番町エリアの入口であるこの土地で、街や住まう人々に春の訪れを告げて欲しい、という想いを込めています。この植栽は「エリアの価値向上」への貢献でもあると思っています。 さらに、街との繋がりを生み出すために、多角形の建物構造を採用しました。真四角の建物よりも角が取れて建物に近づきやすくなるため、このマンションに住まう方はもちろん、この街に住まう皆様にとって親しみやすい建物になるようにしました。

鈴木

Discussion.02販売から携わる価値創造

大塚

当社では一般的に、モノづくりに販売の目線を取り入れるためにモデルルームオープンの半年ほど前を目安に販売所長を決定するのですが、私がこのプロジェクトに着任したのは「着工してすぐ」のころでした。レアなケースではありましたが、販売担当者として早期からしっかりプロジェクトに関われたからこそ、この立地、この物件だからこそ提供できる価値をしっかり関係者間で共通認識を持てましたし、結果的にお客様に満足をいただける商品を届けることに繋げられたのかなと思っています。

そうですね。製販一体の仕組みの中で、開発・販売・建築マネジメント等の各部門が連携し合い、モノづくりに取り組むことができるのは当社の強みの一つですよね。

小林

大塚

また、番町エリアは当社の実績も数多くある、三菱地所グループの住宅開発の拠点でもあります。
千代田区の住宅街として、守られてきたこのエリアで、当社のグランシリーズの実績も多数あるからこそ、ご検討されるお客様が、過去物件と比較をして本プロジェクトを選ばれるのではなく、本プロジェクトそのものに価値を感じてお選びいただけるように、我々の「モノづくりに込めた想い」をしっかりと伝えるようにしていました。

特に、このこだわり抜いた設計をしっかりとお客様にお伝えするために、販売時に使用するマンションギャラリー・モデルルームはこだわりを持って作り上げました。
例えば、多くの物件ではマンションギャラリー内に建物全体の外観模型を作ることが多いのですが、本物件では加えて断面模型も作成しました。これは、「ガーデンラウンジ」を含む1階部分を輪切りにした20分の1模型で、エントランスから自宅へのイメージをお客様自身でしっかりと抱いてもらうために作りました。先ほど小林さんからもお話があった通り、「自分の住戸に入るまでのストロークをストーリーとしてしっかり描いてる物件」ですので、これをCGパースや動画で見せるだけではなく、よりリアルに体感していただきたいと考えました。実際の販売のシーンでは、断面模型をじっくりご覧になるお客様がたくさんいらっしゃって、作って良かったと心から思いました。

敷地内の高低差があったので、これもしっかりと断面模型に反映して、この高低差が生み出す「建築のおもしろさ」も、販売の皆さんからお客様へ伝えていただきました。高低差があるからこそ、ラウンジを歩くにつれて目線が動き、移り変わる外の植栽の景色を楽しんでもらえたらと思って計画しました。

鈴木

大塚

実際、本物件はお客様から高く評価いただいており、お引渡時のアンケートでも沢山の嬉しいお声をいただきました。
「これからの、この街に合ったモノづくり」をすることが当社らしさだと私は考えています。プロジェクト担当者みんなが同じ方向を向いてモノづくりを行い、そしてその作り手の想いをお客様に届けられたことが、この物件をお客様にしっかりご評価いただけた理由でもあると思います。

※掲載の部署名・内容は、取材当時のものです。

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