PROJECT STORYプロジェクト
ストーリー

三菱地所グループがこれまでに
手がけてきた市街地再開発事業で
ともにプロジェクトを進めてきた
権利者様や担当者の想いを
ご紹介します。

ザ・パークハウス
西新宿タワー60

三菱地所グループの担当者の方々の
おかげで、
私たちの街が、
より魅力的なものへと
生まれ変わりました。

生まれ育ったこの場所を思う
気持ちと
たくさんの仲間が
支えでした。

西新宿五丁目中央北地区市街地再開発組合 
理事長若林雅司さま

「けやき橋地区街づくり有志会」から始まり、この職に就いて20年が過ぎましたが、本当に長かった。実はね、理事長なんていう肩書きだけれど、いちばん最初は再開発に反対していたんですよ。反対と言っても、まあ知らん顔をする程度でしたが。でも近所の諸先輩方から「お前もちょっと会合に顔を出せよ」なんて呼ばれてちょくちょく出席するうちに、少しずつ気持ちが変わっていきましたね。自分がおぎゃあと生まれてからずっと育ってきた場所だし、抱えている課題も身に沁みて理解している。だから何とかもっと住みやすくできないものかと。そうこうするうちに、いつの間にか理事長に担ぎ出されちゃって、気づいたら20年以上経っていました(笑)。

『ザ・パークハウス 西新宿タワー60』と新宿の街並み

三菱地所株式会社をはじめ、関係各社さんも頑張ってくださいました。まさにゼロからのまちづくりで作り上げてきたから、その経過や私の話が記録として残り、今では再開発関連の教材のひとつになったみたいです。意外なところで誰かのお役に立てているのなら、うれしい限りですよ。そして今、タワーを見上げて思うのは、あの苦しかった局面があったからこその成功であり、関わった人たちとの絆が生まれたのだということ。いろいろあったけれど本当によかったねと美味しいお酒を酌み交わせる幸せを、今日もひしひしと実感しています。

誰も経験のない規模の建設事業。
それでも成功させたい理由がありました。

西新宿五丁目中央北地区市街地再開発組合 
副理事長松浦芳枝さま

誰もが住み良い街にしようと有志が集まり、有志会が発足。地道に周囲や行政へ声をかけ、徐々にその輪が広がっていきましたね。なるべく多くの人に伝えたくて、私とお友達で新しいまちづくりのお便りをこしらえて配ったりして。のちの「まちづくりだより」の前身みたいなものです。けれどね、60階建てで200mの高さのマンションというのは未知の領域でしょう?やっぱり反対される方も多くてね。風の通りや日照がどうなるのか想像がつかないと。だから何度も説明会を開いて、ご理解いただこうと必死でお話しましたね。こちらが進んだと思ったら今度はあちらが滞ったり、そんなことの繰り返し。語り尽くせない苦労はありましたけれど、結果として日本一のタワーマンションを形にすることができました。

『ザ・パークハウス 西新宿タワー60』起工式の様子

それに、この事業を通じてこれだけ多くの皆さんと出会えたことは、本当に貴重な経験だと思っています。若村理事長がとにかくみんなをまとめて、しっかり引っ張ってくれたのが大きかったですし、関係者の皆さんがいい方ばかりで、難しい問題も協力しながら乗り越えられた。だからここまでやってこられたんでしょうね。この街で始まる新しい歴史と、このマンションで新生活を始める方々の暮らしに少しでも貢献できたのなら、半生をかけた甲斐があったなあと今は清々しい気持ちです。

住環境と利便性の向上
だけではなく、
課題であった防災性の改善にも
取り組んだ高層タワー。

『ザ・パークハウス 西新宿タワー60』
での取り組み

再開発前の老朽化木造住宅が密集していた頃は、防災性の向上と、
街の活性化が課題となっていました。本再開発事業の推進により良好な居住環境と
利便性を併せ持った地区へと発展させ、防災における課題も解決しました。

再開発前
狭隘道路に面し密集した木造住宅
建物の活気がなくなっていた商店街
再開発後
防災拠点など様々な機能を備えた大規模複合再開発
木の香りに包まれる憩いの空間を用意。多世代の交流を促進します。
コミュニティイベントは、住民皆様による自由な発想で企画・開催が可能。現在も住民同士のつながりを育み続けています。

敷地面積:7,530㎡ | 延床面積:103,902㎡ |
竣工年:2017年 | 用途:住宅・商業・事務所

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