同潤会 上野下アパート建替組合 理事長
あそこまで制震構造の採用に
こだわっていたのは、
三菱地所レジデンスだけ。
そこが決め手の一つだった。
同潤会 上野下アパート建替組合 理事長 ※取材時時点


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VOLUME.03
同潤会 上野下アパート建替組合 理事長
あそこまで制震構造の採用にこだわっていたのは、
三菱地所レジデンスだけ。そこが決め手のひとつだった。

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1.2.3:同潤会 上野下アパート(建替え前)
建替え前の上野下アパートはどのような場所でしたか。
子どもの頃は、とにかくアパートには子どもが多かった。みんなここを遊び場にしていました。町内会活動も含めて、この地にはほんとうに活発なコミュニティ活動がありました。
幼い頃から上野下アパートに暮らし、大学入学に至るまで、通学も徒歩だった私は、いわば生粋の地元民です。地域の方々の様子も、先人達も想いも強く感じていて、それだけに建物に込められた記憶を大切にしたいと思っていました。
同潤会 上野下アパート



建替えに至るまでに幾度も計画が頓挫されたそうですが。
そもそも、住み続けている人もいれば個人の事情でアパートを離れ他人に賃貸している人もいて、なかなか決めごとを進められないわけです。そこでまず、2009年に正式に管理組合を設立して、翌年から勉強会を始めることにしました。痛感したのは、コンサルタントも含めた第三者の専門家の存在の必要性です。私どものような複雑な権利関係等、諸事情がある場合も、第三者の専門家が親身になってくれれば、スムーズに課題がクリアになるとわかりました。
高齢の居住者も多い中、
生活環境面への配慮も
提案に盛り込まれていた。
事業協力者に三菱地所レジデンスを選んだ決め手は何でしたか。
他社も含めて様々な提案がありましたが、あそこまで制震構造の採用にこだわっていたのは、三菱地所レジデンスだけでした。また、高齢の居住者も多い中、仮住まい等も含めた生活環境面への配慮もしっかりと提案に盛り込まれていました。「近隣の病院に通院されている方もいるから、仮住まい先はできるだけ近い場所がいい」といった担当者の配慮もあり、高く評価しました。
同潤会 上野下アパート

事業協力者としての三菱地所レジデンスの取り組みはいかがでしたか。
担当者は、事業スタート後も、建替えによって変わる生活に関して個別意見を聞くために、毎日のようにここに通ってくれました。この度の建替えは、ほんとうに滞りなく上手く進行して、はじめからこうしておけばよかったとも思います。実際に建替えを待ち侘びながらも亡くなられた方もいらっしゃいますので。
旧い建物の記憶を継承した
マンションとともに、
この街らしいコミュニティが
再生されることを願う。

完成した建物を見て、どのような想いを抱かれましたか。
シートを外して新しい建物を見た瞬間、その懐かしい旧い建物を彷彿させる色合いを見た瞬間、さまざまな方々の顔が浮かんできました。この度の建替えに伴って、新しいマンションに旧くから住んできた者の想いを理解し、継承してくれたことを素直に嬉しく思います。またここに、時代は違えども、この街らしいあたたかいコミュニティが再生されることを願うばかりです。

同潤会 上野下アパート

- ※キャプションの無い掲載の写真は「ザ・パークハウス 上野(分譲済)」のものです。