コート代々木大山マンション建替組合 理事長
愛着ある住まいの建替えと
向き合う権利者の想いに、
コストとクオリティの両面で応えてくれた。
コート代々木大山マンション建替組合 理事長


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VOLUME.04
コート代々木大山マンション
建替組合理事長
愛着ある住まいの建替えと向き合う権利者の想いに、
コストとクオリティの両面で応えてくれた。

建替え前のお住まいについて
聞きかせいただけますか。
建替え前のコート代々木大山は、元々あるアメリカ企業の役員のために建てられた専用邸宅でした。低層4階建てで計17戸の建物は大使館のような重厚感やヴィンテージマンションのような味わいをまとっていて、アメリカ仕様ならではの広々とした空間に暮らしながら、私を含む居住者は皆、とても強い愛着を抱いていました。


なぜ、愛着あるマンションの建替えを
検討し始めたのでしょうか。
建物の印象に対して実態は大変で、老朽化と共に様々な問題が顕在化つつありました。一番の問題は水道の共有管が専有部を通っていたことです。水漏れが起こると個人の家の床ごと工事しなければならないリスクがありました。また、集中冷暖房施設は不具合が増え、修理するとなると大規模なリノベーションに近い工事が必要になる状況でした。
建替えを検討する過程では
どのような障壁がありましたか。
合理的に考えれば、建替えを選択すべきことは明白でした。しかし、居住者の方々は年齢層が高く、終の棲家と考えていたほど住まいに対する愛着が本当に強かったのです。これが建替えにおける最大の障壁でした。とはいえ、建物の問題は厳然たる事実として目の前にあるわけです。そこで元の建物を設計した方のアドバイスを受けながら、理事会として建替えの必要性を居住者の方々に問いかけました。
検討段階で発生するコストに
最も配慮してくれたのが、
三菱地所レジデンスだった。
従前建物

従前建物

建替えの議論が具体的に
進み始めたきっかけは何でしたか。
愛着の強さに加えてコストの懸念もあり、長らく17戸の大半が建替えに反対でした。潮目が変わったのは、2011年3月11日の東日本大震災です。翌12日に17戸の全員が揃い、建物の状態を共有した上で「これはもうどうしようもない」「デベロッパーを加えて、具体的に考え始めよう」となりました。そして、複数社を検討した結果、三菱地所レジデンスを選びました。

事業協力者に三菱地所レジデンスを
選んだ理由を教えいただけますか。
検討段階で発生する様々なコストが年齢層の高い居住者の負担になりかねない状況でしたが、その点に最も配慮してくれたことが大きな理由です。また、選定後も総合建築制度を活用した容積の割増し等を検討して、4階建てが9階建てになったことで権利者がより少ない負担で住宅を再取得できるように尽力してくれました。
かつての住まいの世界観を
できる限り残しながら、
約束通りの建物を引き渡してくれた。
従前建物

建替えパートナーとしての
三菱地所レジデンスはいかがでしたか。
私たち権利者の想いを大切にして、約束したことをきちんとやり抜いてくれる能力の高さを感じました。以前のコート代々木大山の世界観をできる限り残そうと元の建物の設計者と柔軟に連携してくれましたし、コロナ禍の中でも約束した期限に約束したクオリティの建物をしっかりと引き渡してくれました。

建替えをご検討中の方々へ
アドバイスやメッセージをお願いします。
人生100年時代と言われているわけですが、マンションの建替えは決断力や意欲を絞り出せる年齢や状態の時に取り組むほうが実現しやすいことを今回の経験から痛感しました。建替え後のザ・パークハウス 代々木大山では、エントランスやガーデンスタイルの緑地は見惚れることもあり、新しい愛着も生まれ始めています。

- ※キャプションの無い掲載の写真は「ザ・パークハウス 代々木大山(分譲済)」のものです。