等価交換事業

資産価値を維持したまま、分割・継承しやすい資産の取得が可能
オーナー様が土地を、三菱地所レジデンスが建物の建築に必要な資金をそれぞれ出資し、オーナー様は土地評価額に相当する建物の持分(区分所有権)を取得します。その評価が等価であり、あたかも交換するような仕組みであることから、等価交換方式と呼ばれていますが、実際の取引は土地と建物の売買となります。

- ※1住戸の位置は相談によって決定。
- ※2三菱地所レジデンスは取得部分を売却(分譲)。
等価交換事業の特徴とメリット
建物の建築費用は三菱地所レジデンスが負担するため、自己資金ゼロで活用可能。借入ローンの支払い等の将来不安もなく、安心して次の世代にも引き継ぐことができます。
土地を等価交換で土地区分所有建物にすることで、遺産の分割がしやすくなります。一部の住戸を換金することもでき、相続時の備えにもなります。
等価交換では、資産価値を維持したまま分割しやすい資産に組み替えることができます。取得した住戸は個別に換金することもできるため、将来の相続時の備えとなります。
土地が細分化していたり複数地権者にわたる底地借地の問題においても、共同して事業を行なうことで複雑な権利形態を解消することができます。
土地を譲渡しますが、その土地の上に建築された土地付区分所有建物を取得するため、住み続けることも商売を続けることもでき、土地との絆はなくなりません。
等価交換で土地を譲渡して住戸を取得する場合、税法の特例を用いて譲渡税の繰り延べ等、優遇措置の適用が可能となる場合があります。
等価交換事業の実績
ザ・パークハウス グラン 千鳥ヶ淵

- 竣工
2015年
- 規模・構造
地上14階 地下2階
- 総戸数
69戸
地権者様所有のビル建替えプロジェクト。最大の魅力となる千鳥ヶ淵越しの皇居の眺望を活かす配棟計画とし、当社の都心におけるフラッグシップシリーズ「グラン」として構築。地権者様は賃貸用住戸を中心に、複数の住戸を取得されました。
ザ・パークハウス 広尾羽澤

- 竣工
2014年
- 規模・構造
地上3階 地下3階
- 総戸数
114戸
深奥の邸宅地として時を重ねた広尾3丁目、約8,000㎡に及ぶ旧東京市長邸宅跡地にて等価交換事業を実施。既存樹木を最大限活用し、石畳や暖炉などの既存部材を受け継ぎ、この地の歴史を承継した114戸の邸宅を新たに創出しました。
ザ・パークハウス 板橋大山大楠ノ杜

- 竣工
2023年
- 規模・構造
地上14階 地下2階
- 総戸数
187戸
江戸時代から続く旧家所有地の開発プロジェクト。東武東上線「大山」駅徒歩7分、5,200㎡超の広大な敷地にオーナー様の想いを形にし、マンションと調和する庭、樹木等のありのままの自然や旧家の蔵や母屋を残した計画を実現。都市部で緑豊かな居住空間を創出しました。
お客様の声

ザ・パークハウス 本郷 種田 守宏 様 種田 守孝 様
跡地の活用を具体的に考えはじめた頃からのことを振り返っていただいたのは、朝陽館本家三代目当主の種田守宏様とご子息の守孝様。「三菱地所レジデンスを含め、いくつかの会社からお話を聞いたり、提案をいただいていました。決め手になったのは、何より私自身が(生まれ変わった)この住まいに長く住みたいとしっくりきたこと」なのだそう。旅館からマンションへその姿は変わるものの、住まいの中かから見える街の風景や、街ゆく人が見る木々や外壁などに旅館の趣を残すといった想いのこもった提案に、同じ方向を向いて一緒にやっていけるパートナーだと実感。印象に残っているのは話し合いの回数で「事務的な打ち合せというより、何気ない会話。本当によく話し合いましたね、その中で生まれたアイデアも多いです」と守孝様。取り壊す前の建物も幾度となく見て、触れて、名宿の記憶を次代につなげるデザイン・設計コンセプトが丁寧に形になっていきました。
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