ザ・パークハウス 武蔵小杉タワーズ

地域と向き合い、タワーレジデンスの新しい暮らし方を提案する

2025年12月17日

地域と向き合い、タワーレジデンスの新しい暮らし方を提案する

駅前の病院跡地に、住宅、商業、公共空間が連動する“街”をつくるーー。「ザ・パークハウス 武蔵小杉タワーズ」は、単にタワーマンションを建てるだけではない、武蔵小杉最大級の「まち一体型複合開発」プロジェクト。それは、“タワーレジデンスの新しい暮らし方”を再定義する挑戦でもありました。

「ザ・パークハウス 武蔵小杉タワーズ」外観完成予想CG
建築中の様子(2025.7.31撮影)。加藤は頻繁に現場を訪れている。

地域の人々に愛され、信頼されてきた
大規模病院跡地に“次のランドマーク”を建てる

今や日本有数の“タワーマンションの街”といわれる、武蔵小杉。
「ザ・パークハウス 武蔵小杉タワーズ」は、開発が進んだ駅の南側とは反対の北側エリア、かつて大学のキャンパスやグランド、大学病院があった場所に建設されます。周辺住民の方々も利用できる広場や通勤・通学にも便利な貫通道路など、地域に開かれた環境を整備する「まち一体型複合開発」として開発が進められました。
この巨大プロジェクトを担当した一人が、第二開発部 開発第一グループの加藤伸一です。
「本格的に動き出したのは、2008年です。旧日本医科大学武蔵小杉病院は老朽化が進み、建替えが急務という状態でした。一方で、この病院は地域の健康を守り、命を育んできただけでなく、緑豊かな敷地で地域の夏祭りが行われるなど、地域に愛されてきた場所でもあります。そのため、近隣住民の方々との折衝は非常に重要なことでした」

地域の方々との対話がプロジェクトの重要なステップに

「周辺にお住まいの方々は、工事にともなう騒音や、竣工後の日照、風通しなど、生活に直結するさまざまな懸念をお持ちでした。私たちは地域の皆様との信頼関係の構築を重視し、複数回にわたる説明会を開催し、町内会とも継続的な対話を重ねました。
地域の声を一つ一つ受け止めて対応策を提示し、同時に、プロジェクトの内容を丁寧にご説明する。このプロセスの積み重ねは、単なる調整業務や情報提供にとどまらず、地域とともに歩む姿勢を示す重要な機会になりました。“地域とともに育つ建物”という、プロジェクトの理念を具現化するための、とても大切なステップだったと感じています」
本プロジェクト全体のコンセプトは「まちに開かれていること」、「自然との調和」、「生活利便性と快適性の両立」。ここに、外観デザイン監修を務めた建築家 隈研吾氏による「大地から生える2本の大樹」というデザインコンセプトが加わりました。
「デザインは、外装、内装、外構、照明に分かれ、4つのデザイン会社が担当します。それぞれの設計思想や表現方法の違いを乗り越え、統一されたひとつの世界観を作り上げる必要がありました。
加えて、このプロジェクトでは都市計画や景観、交通動線などに関する細かな対応も必要となります。
そこに隈研吾氏のコンセプトが示されたことで、“根を張るような広がり”や“年輪”、“自然との連続性”などへの共通の意識が生まれ、各デザイナーの個性を尊重しながらも街区全体としての調和を保ち、かつ利便性も確保することができたと思います」

外観完成予想CG。低層部分には、保育所やスーパー、クリニックなどが入居予定。

居住者目線の設計と地域との調和が“見えない資産価値”を生み出す

敷地内のエコロジカルガーデン完成予想CG。

敷地の中央には、地域に開かれ、まちの賑わいの拠点となる芝生の広場「コスギコミュニティパーク」が設けられ、また、2棟のタワーレジデンスの間には、地域の人も通ることができ、まちの回遊性を高める「コスギプロムナード」を敷設されます。
「この地域では、地元の方々が夏祭りを開催するなど、昔ながらのコミュニティが残っています。コスギコミュニティパークも地域のコミュニケーションの場となることを目指すとともに、災害時の一時避難スペースなど、防災の拠点としても活用してまいります」
「まち一体型複合開発」を特徴とする「ザ・パークハウス 武蔵小杉タワーズ」の二本の大樹の根元には、コスギコミュニティパークを囲むように、高齢者向け住宅、保育所、クリニック、地域用防災備蓄倉庫、スポーツジム、スーパーを配置。居住者が自らのライフステージに応じて、健康増進や子育て、高齢福祉サービスを受けることが可能になり、多様な世代の人々が、生涯にわたって安心して豊かに暮らし続けるための環境となります。

「このプロジェクトでは、昔からある住宅街の穏やかな暮らしと、タワーレジデンスの先進的な暮らしが自然に調和することで、新しい暮らし方をご提案しています。そのため、地域の皆様や行政の担当者、そして設計、デザインのチームなど、多方面の方々と話し合い、調整し、また話し合うという、細やかなミーティングと調整の積み重ねでプロジェクトを推進しました。このことが、当社ブランドの象徴である、居住者目線に立った設計思想、地域との調和を重視した開発姿勢につながったのではないかと思います。
そしてそれは、居住者の方々にとっての“見えない資産価値”として、深く、広くこの地に根を張っていくのではないでしょうか。」

  • 取材時の情報をもとに記載しています。所属部署・役職等、現在と異なる場合があります。
  • 掲載の各完成予想CGは、計画段階の図面を基に描き起こしたもので実際とは異なります。雨樋、エアコン室外機、給湯器等再現していない設備機器等があります。植栽は特定の季節や入居時の状態を想定して描いたものではありません。

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