木材活用

木の守プロジェクト
「CO2削減」「人権」「生物多様性」「イノベーション」のための木材活用
「木の守PROJECT」の活動を通じて、未来につながる上手な木材活用を推進
取り組み内容

私たちの住まいや社会に、木は欠かすことのできないもの。しかし、いま海外では違法伐採や違法労働、森林の消失による気候変動など多くの課題を抱えています。日本国内においても森を守り、林業・製材などに関わる様々な産業を活性化することで、CO2削減や国産材の有効活用を図ることが急務です。そのため私たちは林業関係者から木を直接買い付け、森の適切な管理と木材のトレーサビリティを徹底する新たな取り組みを始動。未来につながる上手な木材活用で「木の守プロジェクト」は新たなフェーズへと進んでいきます。
森を適切に管理することがCO2削減の鍵。

木は樹齢が40年を過ぎるとCO2吸収率が低下するとされています。森の木々が効率よくCO2を吸収するには、このサイクルで伐採し、新しい木を植える必要があり、また森全体を適切に管理していくことが欠かせません。それには、どの木を切って植えたのか、有効な木はどれほどあるか、また、木材の由来を明確化するトレーサビリティが大切です。三菱地所レジデンスでは、日本国内の数ヶ所でこうした森の管理をしている創り手と協働し、有効なCO2削減に取り組みはじめています。


木の守プロジェクトの取り組み
トレーサビリティが明確な木材を活用することで再造林を進めCO2吸収源を確保し、結果的にCO2総量をオフセットすることが可能になる。
国産材を使うことで、地域活性化・林業振興など持続可能な森林経営に繋げていく取り組み。
鉄筋コンクリート造以外の建物をつくることに挑戦。
新たな価値を創出し、結果として多くの木材活用にもつながる。
認証材(由来の明確な木材)を活用することで人権や文化、生物多様性の擁護、地域振興を図る。
木の守の取り組み実績
専有部
共用部
新たな取り組み
さらに物件の共用部の家具に転用

「ザ・パークハウス 横浜川和町フロント」
検討

由来が明確な木材を使用
挑戦

低層の有料老人ホーム木造化
中高層賃貸マンションの部分木造化
国内林業を守る新たな取り組み
いままでは低価格で安定的かつ使い勝手の良い海外産の木材が多く使われてきました。一方、国産材は中丸太(ちゅうまるた)1本(4m程度)の価格が5,000円以下になっており、費用が捻出できず、適切な森の管理をしきれないという課題があるとされています。また使われない木が山には多く存在する状態です。そこで私たちは国産材を積極的に使い、同時にこれまでと違ったシンプルな流通経路で木材を購入する取り組みを開始します。そうすることで、林業関係者が適切な利益を得ることができ、持続可能な森林サイクルの実現につながると考えています。








